第5回全菓連青年部交流会 2日目
- 青年部
- 2014/09/03
9月3日。第5回全菓連青年部交流会2日目。
仮設店舗の浜風商店街視察。 10軒ほどの仮設店舗の商店街です。食堂、酒屋、床屋、靴屋など。3.11の時の写真も数多く展示。 メッセージノートが置いてあり、全国から来られた方の応援メッセージが数多くありました。… 新しく家や店も段々と建っているようですが、まだまだ何もない地域もたくさんあります。遠く離れた四国からはテレビの向こう側の世界でしたが、現実の世界を見ると言葉数も少なくなりました。
次に柏餅で有名な梅月さんへ・・・。震災で店舗からレシピから全て失ったそうです。ご主人は80代。息子さんが跡を継がれていましたが亡くなり、隠居していたご主人が復帰したところに大震災。しかし、翌年の3.11にお店を再スタート。まさに不屈の精神。辛すぎて全く想像が出来ない絶望からの再出発。復興へ懸命に頑張られているお菓子屋さんを見させていただき、身が引き締まる思いでした。柏餅はほんとに大きく、よもぎの粒あんでぬくぬくを頂きました。まさに絶品!この柏餅で被災者の沈んだ気持ちを前向きにしてくれているんだと感じました。
昼食。ほんとにたくさんの海の幸を頂き、皆さんで記念撮影。
最後に薄皮饅頭で有名な柏屋さんの湯本店へ。代表の五代目、本名善兵衛様も時間をかけて来ていただけ、お話を頂戴することができました。
前回、2年前の全国交流会は仙台で開催され、被災された子ども達にお菓子を配る活動をし津波の被害も見てきました。場所は違えど、福島もまだまだ震災の影響は残っています。原発問題も然り。
まだまだ復興の道半ばです。普段のニュースでは報道されることが減ってきていますが、時間と共に風化があってはなりません。
今回、コーディネートしてくださいました福島県菓子工業組合青年部の皆様、大変お世話になりました。徳島県菓子工業組合青年部としてもたくさんのことを学ばせていただきました。本当にありがとうございました。